フォックスは毛が柔らかいから比較的、早く傷みやすい
ラビットはもっと弱い
小学校に上がる前、バブルが終わりを迎えた私たちの世代にとって、ミンクのコートというものは、バブル時代に銀座のお姉さんが欲しがるもの。という感覚で
なんとなく高級そうなイメージはあるものの、私たちのファッションでは、ほとんどフェイクファーばかりで、身近なものではない。
イマニシ毛皮さんのお手伝いをするようになり、毛皮というものをちゃんと知った気がします。
ミンクはイタチ科の動物で体が小さいけど、毛皮は丈夫で毛並みも綺麗。だから50年前のコートでも美しい姿を保っていて、高級品な理由がよくわかってきました。
本物の毛皮は、毛並みが美しく、本当に暖かい
イマニシ毛皮さんのところには時々、動物愛護の団体から毛の生えた動物に対する迫害だという連絡が入るそうなのですが
天然の毛皮を何十年も大切に使う方が、化学製品のフェイクファーを毎年使い捨てするよりも、よっぽど素敵なことなのではないかと感じます。